私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】インターンシップは就職活動の最短ルート

  • 最終更新:2020/12/28

    みなさんはじめまして!千葉大学園芸学部3年の寳來花梨です。22卒として、今年の8月中旬から就職活動をはじめました。正解がないと言われる就職活動。やれること、やるべきことは多くあると思います。例えば、業界研究、企業研究、自己分析、面接対策、SPI対策、OB訪問など。ぱっと思いつくだけでもこれだけあり、体力的にも精神的にも辛いことの方が多いと感じます。私は、情報収集や自己分析がとても苦手だったため、多くのインターンシップに参加し行動すること、多くの人と言葉を交わすことを自分の就職活動だと認識し、4ヶ月がむしゃらに行ってきました。しかし、現在人生で一番の大きな壁にぶつかっています。この記事では、就職活動がうまくいっているとは言えない私の素直な言葉、複数の長・中・短期インターンシップに参加してきた私だからこそ言える「インターンシップの良さと反省」を紹介したいと思います。

    ~「出遅れた」焦りから右往左往し就職活動をスタート~

    就職活動をはじめた当初、就職活動について教えてくれる人もいなかったため、多くのセミナーやインターネットの記事を読み、就職活動のやり方を得ていきましたそこには今まで聞いたこともない言葉が飛び交っていて、毎日焦りと不安ばかりが積もっていきます。デリケートな話だから誰にも相談できない。コロナで学校がないから周りの人の動向も観察できない。そんな環境でインターネットやSNSの文字に踊らされてばかりの生活を送っていました。焦りや不安で何か行動をしなければと思い、リクナビやマイナビ、キャリアパークなど多くのサイトやアプリに手当たり次第に登録。そして多くの企業HPやサイトで情報を読みあさりました。しかし文字の羅列だけでは何も伝わってくるものがなく、自分の興味のある方向性もわからなくなってしまいました。画面上の情報では企業のことはわからない、自分のやりたいこともわからない。わからないことばかりの就職活動は苦痛でしかなく、本当にやりたくありませんでした。しかし、就職という今後の人生を大きく左右するイベントから逃げることもできず、毎日辛いという思いばかりが募っていったのです。

    ~インターンシップって重要なの?就職活動の代名詞~

    最も焦ったのは、私が就職活動をはじめた頃には、夏季インターンシップの応募締め切りがほとんど終わっていたことです。どのセミナーでもどの記事でも、「インターンシップを受けた方がいい」と教えられます。夏季インターンシップが選考につながるものもある、本選考の練習としてエントリーシートや面接、グループディスカッションは練習するべき、と言われます。しかし、8月中旬にもなると、選考ありの夏季インターンシップもほとんどが終わっていたのです。この事実が私に大きな焦りと不安をもたらしました。そこから私は必死になってサイトやアプリを駆使し、インターンシップを募集している企業を探し、とにかく申し込みを繰り返しました。多くの企業に出会わなければと思った私は、加えてスカウト型のイベントにできる限り参加し、グループディスカッションや人事の方と話せる機会を作りに行きました。さらに、そこで知り合った企業のインターンシップに連日参加するなど、毎日のように就職活動の予定を入れ、行動している自分に満足していました。

    ~インターンシップってなんで行くべきなの?就職活動は情報戦~

    インターンシップに参加を決めた最大のきっかけは、「就職活動は情報戦」という言葉が心に響いたからです。はじめるのが遅かったからこそインターンシップで就職活動友達を見つけ、業界・企業研究が進んでいる人から、どれだけ多くの情報を引き出せるかが差を埋めるための最後の手段だと確信していたのです。
    インターンシップは経験だけではなく人とのつながりが増えることで、相談できる人や情報を効率よく手に入れられます。また、人のつながりからも多くを学べると感じました。同じ就職活動生でも自分から発言できる人、リーダーシップがある人、時間の管理がうまい人、一人一人が違う役割でアピールしています。だからこそ「自分はどんなタイプなのか」「仕事ができるとは」「自分ができることとは」を分析できる絶好の機会です。働いている方の生の声を聞けることや質問しやすいこともあり、文字の羅列よりもはるかにわかりやすい企業説明が聞けました。
    しかし、私は焦りと不安から目的もなく参加していたため、何が学べたのかわからないという日々が続きました。さらに長期インターンでは毎週タスクがあり、ただ時間に追われる生活で、ゴールのないこなすだけの毎日に苦しくなることばかりでした。

    ~インターンシップ後って何をすべき?インターンシップを最大限に生かす方法~

    複数のインターンシップに参加して思うことは、「インターンシップとは自分らしさを見つける場である」ということです。仕事の厳しさ、社会人の責任感を学べる環境であり、今までの人生で最も多くの人と出会い、幅広い年齢やバックグラウンドの人と深い価値観まで共有できる機会です。インターンシップは参加することに意義があるわけではありません。自分が何をした瞬間に楽しいと思ったのか、いいと思ったのか、それはなぜか、と問いかけ自己分析を同時ににすることで意義が出てきます。仕事体験から経験を積めるだけでなく、自分らしさを見つけるきっかけとして捉えることが、インターンシップの本質ではないでしょうか。つまり、インターンシップは目的意識を持つか持たないかで、大きく意義が変わります。インターンシップでは学べることが多くありますが、詰め込みすぎて振り返りをする時間が作れないようでは意味がありません。現在私は就職活動に悩んでいますが、多数の企業の人事の方や就職活動友達、メンターの方にたくさん相談に乗っていただき、多角的に意見をもらい、一歩一歩ですが前に進んでいます。一人ではないから逃げ出さずに就職活動に向き合えています。

    迷っているならまずは行動するべきです。会社説明だけのところも多いため、特に「○○体験、ワーク」などのワードが入っているインターンシップがおすすめです。インターンシップでは今までできなかった経験と今まで出会えなかった人とのつながりができます。就職活動は一人ではできません。仲間がいるからこそ進み続けられるのだと思います。