私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】自分の楽しそうな社会人姿を想像するため

  • 最終更新:2021/01/07

    はじめまして。東京経済大学経済学部経済学科3年の勝田智映です。22卒として就活をしています。現在IT企業1社に内定をいただいておりますが、引き続きさまざまな業界の企業の説明会やインターンシップに参加している最中です。
    私の就活の開始時期は2年生の秋頃でした。これだけ早くから行動した理由は、部活動に時間を割いていたこともあり、同世代と同じ時期に就活をはじめて上手くいく自信がなかったからです。それに加えて、私の価値観も関係していると思います。私は現在よりも未来志向なので、未来で幸せになれるなら今が辛くても頑張ろうと考えています。まずは、学校のそばに大手就活情報サイトの合同企業説明会の告知看板がはじまりです。

    ~インターンシップは意味がない?~

    インターンシップの存在をはじめて知ったのは、部活内の先輩方がインターンシップには参加するべきか否かの話をしていたときです。どの先輩も1dayインターンシップはただの説明会がほとんどで参加する意味が無いと口をそろえて言っていました。私はそれを聞いて、「本当にそうなのかな!?」と気になっていました。その後、体育会部活動の就活イベントで、他部活で大手企業の内定を数社貰っている猛者の先輩と縁を持ちました。その先輩は、就活のコツはインターンシップも含めとにかく沢山の会社のイベントに参加することだと教えてくれました。数を見ないと視野が狭まるからだそうです。私は腰が重い性質でしたが、本当に自分にマッチした会社を見つけたいなら、それだけ行動をするのが道理だと気付かされました。同じ大学にそのように意欲的な人がいると知ったことも相まって、それからの就活のモチベーションは飛躍的に上がりました。

    ~怖い選考ばかりではない~

    インターンシップに参加できるようになるまで、一度グループディスカッション選考を挟んで選ばれるケースもあれば、説明会に出さえすれば参加できるケースもありました。説明会に参加すると大体はアンケートを書くことになるのですが、アンケート用紙の下部に「インターンシップに参加しますか?」といった内容の質問項目があります。そこに無心でチェックを付けることで、必然的に参加しなくてはならない状況に自分を追い込みました。
    今まで経験した選考プロセスでもっとも印象に残っているできごとは、インターンシップに参加するためのグループディスカッション選考です。人材コンサルティングの会社だったのですが、出されたお題が「桃太郎の物語に4匹目を加えるなら何の動物?」といったもの。遊び心がありワクワクしました。選考といえば、スーツで、堅苦しくて、他の参加者は蹴落とし合うライバルという恐ろしい印象があったのですが、実際は私服で、笑い声も上がり、グループの議論が盛り上がって楽しく終わったので拍子抜けしました。しかもその選考は通過したので、すべての会社が堅い訳ではないと知りました。

    ~何のためにインターンシップに参加するのか?~

    はじめてインターンシップに参加すると決まったときは、一体何をするんだろうと、不安と期待が同時にありました。最近までの私は、グループワークでチームメンバーに気を遣って発言を控えてしまったり、その場限りのワークだからと成果に妥協してしまったりと、自分で自分を縛り付け窮屈になっていました。「どうして発言したいのに声が出ないんだろう」「みんな話したそうだから私は発言しないほうがいいだろうな」「発言に自信がないから今言わなくても良いか…」というように消極的な自分からなかなか抜け出せませんでした。しかし、消極的な自分は素の自分ではありません。素の自分とは、リラックスしていて誰かに気を遣い過ぎることがない自然な状態です。会社に入った後、楽しんで仕事ができるのは、気を遣っている自分ではなく素を出している自分。つまり、インターンシップには素で参加しなければ、その会社の入社後も想像しづらいということに気付きました。そう気づいてからは、自分がその会社で楽しくやっていけそうか、ということを想像しながらインターンシップに臨むようになりました。

    ~何度も参加したから成長できたこと~

    インターンシップ中はとにかく積極的に議論に参加しようと決めています。気持ちだけでなく態度や行動も変えるよう意識しました。具体的には、終始姿勢を良くし、ワークが開始したら机に手を置いて前のめりになるようにしました。相槌を打つときは無言で頷くのではなく、声を出すように。すると、不思議なことに本当に気後れせず発言できるようになり、最終的にはチームの雰囲気も良くなることが多くなったのです。その結果、私はチームの雰囲気が良く、ワークが盛り上がると楽しいと感じるのだと気づけました。また、当日のグループワークでの自分の立ち回りのフィードバックを毎回怠らなかったのがためになったと感じています。良くなかったことをすぐに直し、次に活かせるからです。これはインターンシップにはじめて参加したときから行っていますが、これがなかったら、議論で声を出せないのはなぜか、どうしたら出せるようになるかも分からなかったかもしれません。
    プラスカラーのインターンシップは、これまでもう一つ課題としていた「時間管理意識」を身に付けるのにベストな環境です。そして、グループワークではなく自分と向き合う内容だからこそ、自分の短所や長所をより伸ばしていけると考えています。

    もし、インターンシップへの参加に迷っている友人がいたら、「とりあえず参加してみても良いんじゃない?」と言います。この「とりあえず」という部分が実は大事で、参加することで何もしなかった自分よりも視野が広がるのではないかと思います。