私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】誰かの真似をしないで。自分の就職活動スタイルを!

  • 最終更新:2021/01/25

    龍谷大学国際学部グローバルスタディーズ学科3年の岩佐帆夏です。現在、22年卒として就職活動をしています。私が本格的に就職活動を開始したのは大学3年の冬です。早くはじめようと思えばいつでもはじめられた就職活動ですが、学業が忙しいやらバイトがあるやら、何かと理由をつけて避けてきました。その結果、マイペースな私が珍しく焦る事態に陥ったのです。面倒くさくて後回しにしてきた就職活動ですが、もう逃げることはできません。ただ、やる気が出ない。ひたすらに面倒くさがりで臆病な私の就職活動を知って、これから就職活動をする方に前向きになってもらえたらと思い、この記事を書いています。そして、この記事を読んでインターンシップに挑戦したいと思っていただければ嬉しいです。

    ~インターンシップデビュー with めんどくさい~

    大学3年の夏休み、ひたすら面倒くさがりな私が1年前から挑戦したいと思っていた、発展途上国での長期インターンシップに小論文や面接といった面倒くささの壁を超えてやっと応募しました。しかし、結果は最終選考で不合格。精神的なダメージを負ったとともに、選考期間1ヶ月半の時間ロスをしてしまいました。その後、リクナビとマイナビに登録しエントリーシートや履歴書を送りはじめましたが一つも通らず、気がつけば11月。自分が送ったエントリーシートや履歴書は受け入れてもらえない……周りから遅れをとり、焦っていました。そんなとき、インターネットで就活活動をする学生におすすめのアプリを調べるとキミスカというスカウトアプリがあることを知りました。そして私は「もう何もかも面倒くさいし、待とう」というスタンスでマイナビやリクナビからキミスカに切り替えることにしたのです。面倒くさがりな私らしいこの選択が、私の就職活動を大きく前進させることになりました。

    ~臆病者 vs. グループワーク~

    キミスカを使いはじめてからインターンシップに参加できる機会が増えました。しかし、ここでまた私の性格が邪魔をしました。私は臆病なのです。臆病がゆえ、今までグループワークを避けてきました。しかし、説明会のようなインターンシップを重ねるたびに企業側の話を聞くだけでは物足りなくなっていました。誰でも同じことを繰り返していると飽きますよね。それなら飽きないように変化をつくろうと思いました。その変化が私にとってはグループワークへの参加だったのです。これを機にグループワークのあるインターンシップへ積極的に参加するようになり、大勢の前で発言することに抵抗を感じなくなっていました。つまり、インターンシップを通して苦手を克服することに成功したということです。さらに、自分自身についての新しい発見もありました。当初、私は大企業への就職を目指していましたが、スカウト機能で声をかけていただいた企業のインターンシップに手当たり次第に参加しているうちに、ベンチャー企業の方が私に合っていることに気付きました。日常生活で本当の自分を見つけるのは難しいですよね。しかし、それができるのがインターンシップなのです

    ~私のカラーって?~

    就職活動に自己PRはつきものです。私はこれまで学業やアルバイトにおいて、教授や上司からの指示や要求に忠実に応えることを意識していました。そのため、自分の長所は適応力や対応力だと思っていました。つまり、何色にも染められる真っ白な状態だったということです。しかし、インターンシップで様々な人に出会うたび、自分が一人では何もできないつまらない人間だと感じるようになりました。私生活では個性的だと言われるのに、仕事の場面になるとどうして存在感を無くしてしまうのだろうか。こうして悩んだ結果、私生活での自分とは別の新しい自分を作っていく必要があることに気付きました。私が現在目指しているのは、真っ白な紙からカメレオンになることです。そのために、就職活動をする上で自分にしかない強みや自分にしかできないことを身につけたいと思いました。その想いから、自分のカラーを見つけるためにプラスカラーのインターンシップに参加することを決意しました。

    ~めんどくさい vs. 自己PR動画~

    プラスカラーのインターンシップは簡単に参加できないものでした。なぜなら自己PR動画という試練があったからです。ここで私の面倒くさがり気質が発動しました。しかし、私にはこのインターンシップに参加したい理由がありました。それは説明会の際に、私の夢に対して代表の方がおっしゃられた「やってみればいいんじゃない」というお言葉です。私にはやりたいことが山ほどあります。留学生向けのアドレカレッジ、地域活性化を促す旅行プランの作成、フェアトレード商品のPR事業、発展途上国に住む女の子のための生理用品の開発がその一部です。面倒くさがりにもかかわらず、挑戦したいという一心で5分の動画を約3時間かけて撮影しました。結果は合格!もちろん、とても嬉しかったのですが驚きの方が大きかったことを覚えています。エントリーシートが全滅だった私がPR動画で合格したのです。これまで1dayインターンシップの経験はありましたが、実務インターンシップに合格したのははじめての経験。その頃から就職活動をしている実感が湧いてきてインターンシップに対してより意欲的になりました。

    はじめの一歩を踏み出す勇気が大切だとよく言われますが、前に二歩進むために後ろに一歩下がって助走をつけても良いと思いませんか。そうやってなんとなくを繰り返しているうちに強くなっていきます。とりあえずそこからはじめてみればいいのではないでしょうか。自分の弱みが就活をはじめない理由にはなりません。インターンシップを通して自分の就職活動スタイルを見つけませんか?