西谷幸貴_私がインターンをする理由

私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】私たちは社会の当事者だということを自覚する

  • 最終更新:2021/02/22

    みなさん初めまして。日本大学で危機管理学を学んでいる3年の西谷幸貴です。新型コロナウイルスにより、3年生がはじまってから講義やゼミは全てオンラインとなり、就職活動もオンライン形式と前例のない環境に直面しました。当然、将来も進路も不確定だと不安は募りますが、現在のような目まぐるしい環境に順応できるということは、価値観や状況の変化に対応できる人物であることは間違いないとも言えるのではないでしょうか。そんな中で私の現在の就職活動状況(2021年1月26日時点)はというと、プラスカラーの選考インターンのみとなっています。何十社もインターンや選考を受けている方もよく見られますが、希望の端から端まで挑戦するよりは慎重に取捨選択した方が効率的だと考え、心から参加したいものには参加するようにしています。

    〜就職活動開始と共に募る不安要素〜

    世間一般では大学3年の夏休みに企業説明会やインターンシップに参加し始める傾向があると思います。ただ今年は新型コロナウイルスによって従来通りの流れがそのまま実現しにくい可能性があるため、「予定よりも前倒しに計画した方がよい」と大学の教務課や教授から助言をもらいました。とは言っても、初めての就職活動ではまず何からやっていいのかがわかりません。換言すれば、スタートラインの立ち方すらわからない状態。ゼミでの個人研究も同時並行で進める必要があったため、3年生の夏休みは後者に専念しながら就職活動は友人の情報から様子を伺う猶予期間にしました。友人たちも次第に就職活動を開始、教授の呼びかけもあったことから秋頃に就職活動を開始しました。この時点で既に不安と焦燥感が漂っていて、3年生の夏休みも終わり進路をある程度固める時期に特にこれといったことがなく進路が不確定だったため、何かしら将来につながる行動すべきだと感じました。そして、インターンシップの存在を知るまでは自分が携わりたい業種・業務形態を変更する可能性を残しつつ何となく絞り、マイナビやリクナビを利用して情報収集に徹しました。

    〜インターンシップの存在と取捨選択の時間〜

    インターンシップの存在を認知し始めたのは大学内で行われた就活セミナーで、内定をもらうまでにESやインターンシップ、面接等が手順として存在すると説明されました。説明だけでは全く実感が無かったのですが、実際に業務体験ができるため利用価値の高いシステムだと思いました。しかし、利用価値が高いから気になっているものを全て受講するとなると、本業である学業に充てる時間を削ることになるので、優先順位を把握しながら要不要の取捨選択を慎重に判断する必要があると私は考えます。それ故、インターンシップの存在を知ってからもすぐには行動に移しませんでした。しかし、大学の友人らがしばしばインターンシップの話をしていたせいか、焦燥感が背中を押すように行動に移し始めました。無償で企業の素顔や特徴に触れることができるため利用しないという選択肢はないでしょう。ホームページの情報だけでは判断材料として足りない点も当然あります。またアルバイトとは責任や仕事量も異なる、社会人がする「労働」を一度は試しておくことも重要だと思います。

    〜インターンシップ参加の決意と判断材料〜

    大学側からマイナビやリクナビの推奨をされていましたが、使えるものはなんでも使う精神を発揮し、流行りの逆求人型就活アプリを複数利用しています。そのアプリから入る企業オファーから吟味して、これは絶対に参加したいと思ったインターンシップには積極的に参加するようにしました。ただ、オファーがきたからと言って喜びのあまり全てに参加する、ということはしていませんでした。まずは冷静にオファーのあった企業を認知し代表取締役など経営陣の理念や業種を把握します。そして自分の価値観・理念に合致しているか、あるいは自分が共感した企業には参加するといった基準を決めて満たしていれば参加を考えるというプロセスを自分なりに考えておくと、効率化が見込めるかと思います。プラスカラーの場合、まずオンライン座談会に参加し、それをふまえてインターンに進みたい人はESを提出、合格するとインターンシップに参加することができます。私は無事インターンシップへの参加権を得ました。インターンシップ参加のハードルを越えたのは、「この企業は日本の社会の発展・改善に必要不可欠だ」と考え、ぜひとも課題解決の一員になりたいと感情が高ぶったのが原動力でありきっかけです。

    〜インターンシップ合格時の心境〜

    インターンシップ合格時はとても嬉しかったのですが、スタートラインに立つことができる権利を得ただけで、まだまだ油断できない、というのが当時の心境です。そもそも、大学の就活セミナーで行われていたESの書き方講座も気が乗らなくて受講しておらず、もちろんESを練習したこともありません。本番一発勝負で熱意を込めて思うがままに書いたこともあり、正直なところ合格する自信はありませんでした。思うがままと言っても、主観をただ述べた訳ではありません。あらゆるメディアや書籍で得た知見や価値観を日ごろから吸収し、それに対してどう感じたかを自問自答する。つまり客観的な視野で物事を考えることができるように鍛錬していた成果が合格に繋がったと考えています。しかし、就職活動を開始した頃よりは就職活動に対する熱意は向上したと思います。補欠合格ではありましたが、この成功体験は今後の活動にも有効であることは間違いないはずです。今回のインターンシップでは、将来性のある経験値を積むことができ、主に広報活動に必要な文章力は言葉遣いを習得できます。実際の体験を通してどのくらいのスキルがあるのかを評価してくれるので、全日程とも尽力したいと思います。

    その企業様から仮に内定を頂いた場合、本当にそこで働きたいかどうかを見極めるためにインターンシップに臨むよう心がけると、自然と参加意欲も向上すると思います。インターンシップ参加の際は企業理念から業務形態、代表取締役等役員の思想まできちんと調べる必要があると思っています。無事に内定をもらい実際に就職した時、想像していたのと違ったと後悔したくないので、私は引き続き、建設的に就職活動に臨んでいきます。