加藤咲希_私がインターンをする理由

私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】教員という安定の道を手放し飛び込んだ就職活動。迷意を払拭し挑戦

  • 最終更新:2021/05/21

    上越教育大学、学校教育学部(初等教員養成課程)に通う加藤咲希と申します。22年新卒として就活活動をしています。この記事では「①インターンに参加するまでの就職活動」「②プラスカラーとの出会い」「③インターン参加を迷っている方へのメッセージ」について書かせていただきます。等身大の私の姿を書き綴りたいと思っているので、読んでくださる方に何かひとつでも思いが届いたり、悩みを解決する糸口が見つかる、そんなきっかけになれたら嬉しいです。

    〜何かを諦めるという選択、それでもできることを見つけよう〜

    私は元々、大学卒業後は海外の日本人学校で働くと決めていました。しかし、コロナは想像以上におさまらず、計画通りに進めるのは厳しいと感じた私は方向転換の舵を切り、昨年6月頃から就活活動をはじめました。方向転換をしたのはいいものの、この時の私は孤独と不安でいっぱいでした。当初の目標を諦めざるを得なかった喪失感と、初めての就職活動への不安、そして出遅れた開始時期への焦り。突然、未知の世界に放り投げられたような感覚でした。初めての就職活動に不安を抱く人は多いと思います。私の場合は、専科大学のため就職に関する情報が足りない環境に困惑していました。周りの学生は教員又は公務員になる決意が固まっており、それに向けて勉強している中で、 自分だけ進路の決まりきらない状況に対する焦りは増すばかり。しかし立ち止まってはいられない。と、私は教員以外の道を探すため、とにかく必死に動くことにしました。

    〜安定を手放し、自分の信念に従おうと決めた時に出会ったインターンシップ〜

    就職活動の正解がわからないまま、百聞は一見に如かずの精神でまずはいろいろな分野のアルバイトに挑戦してみることにしました。自分は何の分野が得意で、何が苦手なのか。実際にやってみなければわからないと、体当たりに挑戦しました。合わせて、以前から興味がありながらなかなか手が出せなかったWEBデザインを学ぶためにオンラインスクールを契約。新卒フリーランスで働けるだけの技術と業界の方との繋がりを作ろうと邁進してきました。これらを同時進行で進める中で実感したことは、「暇疲れをしないこと」「自分にしかできないやりがいがあること」「ワクワクする予感があること」これら要素があってはじめて頑張ろうという意欲が湧き上がるということです。いろいろ挑戦しているように書きましたが、正直なところ、教員という安定の道を手放すことには不安が伴います。それでも、若い今だからこそできることがあると思うのです。「迷ったらぶっ飛んだ方がいい」これは、恥ずかしながら私のモットーです。私は自分の信念に従って、やれるだけのことをやってみたいという強い意欲を感じていました。そんな折に、スカウトアプリで連絡を頂いたことがプラスカラーを知るきっかけとなりました。無償で質の良い学びをインプットしていただけるという事実にまず驚きました。オープンスタンスであるという特徴もとても新鮮で、「この機会を逃すわけにはいかない!」とすぐさま座談会に参加したい意向を伝えました。

    〜迷ったら、ぶっ飛んだ方がいい〜

    この時の私も「迷っている暇があったら、やってみよう!」という精神のもと申込みましたが、半ば「ダメ元」という気持ちもありました。上記にも述べた通り、就職活動の正解がわからないまま行動し、こうして企業の何かに参加するということ自体が初めてだったためです。そんな不安な気持ちを持ちつつ、座談会当日。同じ会に参加した周りの学生たちが堂々と話す姿は輝いて見え、同年代であるはずなのに自分は場違いなのでは…と不安がよぎりました。しかし、司会をしてくださっていたインターン生の方の柔らかな対応、担当者の方の丁寧な質疑応答にその不安は徐々に和らいでいきました。教員という割と狭い領域に身を置いていたこともあり、座談会から見えたプラスカラーの働き方は私にとっては新しい世界のように感じられました。その理由は、昨年の教育実習でのできごと。やりがいはあるけれど常にたくさんの業務に追われ、心がすり減るような焦燥感。実習を重ねるにつれ、教師のあり方に疑問を感じるようになっていました。「もっと自由な働き方はないのだろうか」ちょうどそう考えていた時に出会ったのがプラスカラーのインターンシップでした。運命を感じた私は、応募を決意しました。

    〜勇気を出すと、見える世界〜

    今回のインターンシップの審査には書類と5分間のピッチ動画を作る必要がありました。どちらも初めての経験です。心の中は動揺していましたが、毅然とした態度でいようと自分を律しました。提出する書類の文章は人柄が伝わるように丁寧で柔らかな筆運びを意識し、動画では姿勢を凛とただし、カメラから目を離さないことを意識しました。これらのテクニックは教育学部だからこそ染みついてきたものであると思いますが、テクニック以上に、気持ちを届けるためには言葉に責任を持たなくてはなりません。プラスカラーに惹かれたこと、本気で働いてみたい、という熱い思いを私なりの方法で詰め込みました。そうして無事、今回このようにインターンシップの機会をいただくことができました。今何度も思うことは、あの時不安に負けて諦めなくて良かったということです。少しばかりの勇気を持つだけで、見えるものが全く違うと実感しました。

    自分にとって何が心躍るのかを問い続け、少しでもときめきを感じるのであればとにかくやってみることが一番だと思っています。誰しも初めからうまくいくことなんてありません。私の場合は、スカウトアプリに登録をしたのも、プラスカラーの座談会に参加したのも、自分で決めた選択の積み重ねでした。こうした小さなアクションをする。そういった種まきをコツコツと行うことで、すぐに実を結ぶか結ばないかは関係なく、点と点はいつか線になっていくと信じています。自分自身で限界値を決めるのではなく、可能性を信じて突き進んでいくことが何よりも大切だと思うのです。みなさまの選択が自分にとって後悔のないものになることを陰ながら応援しています。