鈴木絢珠_私がインターンをする理由

私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】なりたい自分になるために自分のことを知ろう!

  • 最終更新:2022/02/18

    はじめまして。明星大学デザイン学部3年の鈴木絢珠です。現在23卒として就職活動中です。大学では社会とつながるデザインを学んでいます。形や色を考えるだけでなく、物事の考え方とそれを誰かに伝える力を学びます。そのため、グループワークが非常に多くありました。グループの中で活躍する友人を見て「自分にはできないな」と落ち込み、羨むこともありました。しかし、何も行動できないのは嫌だ、こんな自分でも誰かの役に立ちたい、必要とされたいと考えるようになりました。それが今の自分の就活軸につながっています。自分の就活軸に合った就職活動をするためには、どんなことに向いているのか、どんな分野で活躍できるのかを知る必要があります。つまり、自分自身をよく知ることが必要です。この記事で、自分について知ることの大切さを伝えられたら幸いです。

    自分の就職活動の進め方は正しい?

    私は大学3年の夏頃から就職活動をはじめました。説明会で聞いた「夏は長期インターンシップに参加しよう」というアドバイスに従って、長期インターンシップの選考を受けました。エントリーシートを含め10社以上は受けましたが面接は全落ち。気づけば夏休みは終わり、秋になりました。友人に就職活動のことを聞いてみたところ、たいていは自己分析をしていたり、会社説明会や短期インターンシップなどを受けたりしていて、着々と進んでいました。ただ面接だけを受け続けた私の日々は無駄だったのではないかと不安になりました。そのことを親友の前でボソッと呟いた時、親友は「面接で場慣れできているんだから、しっかり就活してるよ」と言ってくれました。そのおかげでとても安心できたのを覚えています。

    その後も親友とは就職活動の進め方についてお互いに共有し合いました。親友の就職活動の進め方の中で良いなと思ったものは積極的に取り入れて、自分の就職活動に役立てました。このことがきっかけで、就職活動には正解はなく、自分に合った就職活動をしていくのが良いと思うようになりました。

    失敗したインターンシップの思い出

    就職活動にも慣れてきた秋の終わり頃、ある会社の1時間のグループワークを行うインターンシップに参加しました。大学で何度もグループワークをこなしてきた経験がある私は、なんとかなるだろうと思っていました。しかし、そのグループワークはたった1時間の間で意見をまとめなければならなかったため、話し合いで重視されたのはスピード感でした。状況が飲み込めないまま進んでいく話し合いについていくことができなかっただけでなく、アイデア出しもすることができず、あっという間に終わってしまいました。グループワークは慣れているつもりでしたが、その場で経験を活かすことができず、何もできなかった自分がとても悔しかったです。

    とても苦い経験をしたインターンシップでしたが、そのおかげで知った気になっていた自分について見直すことができました。スピード感のある話し合いについていけないこと、アイデア出しがまだまだできていないことなど、気づかされることがたくさんありました。「自分には合わないな」と感じるインターンシップだったとしても参加をして、実際に経験することが大事だと思いました。

    自分の伝え方

    行きたいと思える業界を絞り込めてきた時期に、プラスカラーの説明会に行きました。そこで、実践型のインターンシップがあることを知りました。4日間じっくり取り組めるインターンシップなら「もっと自分について知ることができるかもしれない」と思い参加を決意。選考内容は、エントリーシートとプレゼンの録画です。プレゼンについては、学内で褒められることが多かったため、自信を持って取り組めました。ただし、自分がやってきたことだけでなく、自分がその時どう思ったか、なぜその行動をしたのかなど人間性まで見えるものに仕上げるのには苦労しました。

    企業は私がどんな人間なのかを知りたがっている。それは学校の先生からも、どこの会社の説明会でも何度も耳にしてきました。それだけ大切にされている要素です。私は自分がどんな人間なのかについてできるだけ選考書類に詰め込もうとしましたが、それだけだと押し売りになってしまいます。そこで、読み手に対する工夫として、エントリーシートは強調したいところを色づけすることにしました。プレゼンでは、できるだけ文章を簡潔にし、画像やピクトグラムを活用しながらスライドの数を増やして聞き手に飽きさせないようにしました。

    自分の考え方を伝える大切さ

    こうしてなんとか無事に選考書類を提出することができました。合否待ちの間は、自分のことをしっかりと伝えられたかどうかとても不安でした。自分がどんな人間なのかをたった5分のプレゼンとエントリーシートで伝えなければなりません。それだけで判断されることがとても怖いとも思いました。提出をした日から合否の心配をしていましたが、なんと合格のメールをいただくことができました。

    この時「自分が今までやってきたことよりも、自分の思いや考えを中心に伝えることが大切だったんだ!」と確信することができました。私は留学やボランティアなどの授業外活動をしたことがないため、自分を表現するエピソードを探すのにとても困りました。しかし、やってきたことよりも自分がどう思ったか、どう感じたか伝えることが大事であると聞いたことがあったため、そうするよう心がけました。そのおかげで今があります。

    自分の考え方を伝える大切さをようやく身を以て知ることができました。この体験があったからこそ、これから経験するインターンシップにおいて自分についてもっと知る必要があると強く思うようになりました。プラスカラーのインターンシップでは「前みたいに呆気なく終わらせないぞ!」と強く意気込んで取り組もうと考えています。

    自分には合わないなと感じる企業に出会ったとしても、なぜ合わないと思うのか、自分にはどんな仕事が向いているのかを考えることが大切です。そうしてたくさんの企業と出会うことで、自分のやりたいことが見えてきます。なりたい自分になるためには、自分をよく知ること。そして、自分をよく知るための近道は、インターンシップに参加することだと私は考えています。