上田有希乃_私がインターンをする理由

私がインターンをする理由

  • 最終更新:2022/03/12

    はじめまして、福知山公立大学地域経営学部地域経営学科3年の上田有希乃です。現在23卒として就職活動を行っており、大学では地方自治や地域観光について学んでいます。

    幼少期から「地元に恩返しがしたい」という思いが強くあり、大学に進学する際も将来的には地元に戻って就職するという目的がありました。しかし、いざ3年生になって就職活動がはじまった途端、「地元に戻る」という軸だけで本当に良いのだろうかという不安が生まれました。そしてインターンシップを通して、地元に戻って本当にしたいことは何かを明確化できたのではないかと思っています。3月1日から就職活動が解禁されましたが、「目的もなくとりあえず説明会に手あたり次第参加している」という方はいませんか?この記事では、インターンシップの重要性や意義についてお伝えします。

    周りに流されていた就職活動からの変化

    私が就職活動をはじめたのは3年生の6月でした。大学からイベントの案内が送られ、周りも参加していたので、私も仕方なく就職活動に参加していました。特に業界も決めておらず、地元企業が多く集まるいくつかのイベントやセミナーに参加する日々。「働く」というイメージが湧かないまま夏休みを迎えました。周りがインターンシップに参加している中、「このままではいけない!」と焦りを感じ、まずはイベントで話を聞いた企業のインターンシップに参加。

    実際に参加してみると話で聞いたイメージとは異なっているものもあり、知っている企業でもその仕事は想像以上に幅広いことを知りました。インターンシップに参加することで自分がどんな職業につきたいかという目的が明確化され、「地元で働きたい」という一つの軸から「地元の課題を解決するために、この視点から課題を解決していきたい」に変化していきました。

    説明会はあくまでも就活生に自社を知ってもらうためのもの。説明会で説明される以上のことを知っていくためには、企業のホームページを見るだけでは十分な情報を得ることはできません。インターンシップに参加することで企業の面白さを知ることができます。少しでも興味を持った企業があるのであれば、どんどんインターンシップに参加してみましょう。

    はじめてだからこその恐怖

    プラスカラーを知ったきっかけは、アプリのスカウトからでした。説明会に参加して、インターンシップの内容を知ったのです。プラスカラーの場所に縛られない働き方と、女性が社会で活躍できる広報活動という業務内容に魅力を感じ、インターンシップに参加したいと思いました。

    正直今まで参加していたインターンシップとは異なっており、実践的な仕事を体験できるものだったので、インターンシップに参加したいという気持ちは高まるばかり。その一方で、参加に対する不安もありました。インターンシップに参加するにはエントリーシートとピッチ動画の選考があるからです。今までのインターンシップでエントリーシートを書く機会はありましたが、ピッチ動画を作成することははじめてでした。選考の基準がどういったものなのかわからず、どんな動画をとればいいのか、正解が全くなかったので、落ちてしまうのではないかという不安からインターンシップへの参加に踏み出せずにいました。また、「もし仮に落ちてしまったら、今後の就職活動にも影響が出てしまうのではないか」という不安も芽生え、結局すぐに希望を出さず新年を迎えました。

    下手でもいい、やってみることの大切さ

    インターンシップへの応募を後押ししてくれたのは、大学の友人の一言でした。「自分に何が足りていないか現状を知るきっかけになるのだから、とりあえずやってみたら?」と言われ応募を決意。

    どうせやるなら相手に「面白い学生」と思ってもらえるようなピッチ動画を作成しようと考え、幼少期から現在に至るまでの写真をスライドに入れました。自分自身を最大限に出せる動画にすることを意識しました。

    また、撮影をする際はゆっくりと大きな声で常に笑顔であることを意識しました。原稿を作ってしまうと原稿に目が行ってしまい、笑顔を作ることができないのでなるべく自分の言葉で話すほうがいいと思います。

    エントリーシートとピッチ動画提出後、やり切ったという達成感ともっと工夫できたのではないかという不安もありましたが、挑戦するいいきっかけになったと感じています。はじめて挑戦することは誰だって緊張します。はじめてなので下手なのも当然です。でも、その下手なことをどこまで工夫できるかは自分次第だと思います。やったことないことは無理と考えず、一度挑戦することで自分の可能性を広げられます。

    合格とその後

    書類を提出したおかげで、4日間のインターンシップに参加することができました。補欠合格ではありますが、自分自身を認めてもらえたと感じとても嬉しかったです。それと同時に頑張らなければいけないという決意と、他のインターンシップ参加者と劣ってしまうのではないかという不安も芽生えました。その不安をかき消すことができるように、4日間のインターンシップで自分にできることを増やしていきたいと感じています。この選考を通じて、私は自分の力が試されていること、現状の自分に何が足りないかを再認識することができました。

    今現在、他の企業のインターンシップに参加し自分が本当にやりたいことはなにか、軸の磨き上げをしています。各企業に参加し、第一志望と類似企業との差別化を行っている状態です。大変ではありますが、自分の糧になっていると感じています。多くの企業のインターンシップに参加し、本当に自分がしたいことは何かを考えていきたいです。

    最後に、インターンシップはあくまでも自分の力や足りてないものを把握する場です。選考に直結しているインターンシップもありますがあくまでもどんな企業かを知る機会。自分の軸と照らし合わせて、インターンシップに参加してみてはいかがでしょうか。