深田陽菜_私がインターンをする理由

私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】がんじがらめになった時こそ、走り出してみる

  • 最終更新:2022/04/25

    私は23年の新卒として現在就職活動をしている、都内文系大学の3年生です。

    現在は広告業界等の「世の中の知られていないものを、知ってもらう仕事」に就くことを目指していますが、私がここに辿り着くまでには人よりも長い時間が必要だったように思います。

    就職活動を始めたのが大学3年の冬頃だった私は、もちろん夏インターンにも参加しておらず、周りからは大きく出遅れていました。

    投げやりな気持ちでいた私が、なぜこうしてプラスカラーのインターンに挑戦し記事を書くことになったのか、今回はその顛末の一部を綴ってみようと思います。

    かつての私と同じく不安を抱え、思い悩んでいらっしゃる方に、一例として提示できるような記事になれば幸いです。

    仕事にまったくよいイメージを持てなかった

    そもそも、私の就活になかなかエンジンがかからなかったのはなぜか。その一つの理由は、周りの大人の様子から、仕事に対して良いイメージが全く持てなかったことがあります。

    幼い頃「今夜は星がきれいだよ!」という私の何気ない一言に、母が「そんなの眺めてる暇ないよ」と疲れた声で答えたことがありました。母のように、仕事に追われたが最後、自分が今まで大事にしてきたものを手放すことになるのではと思い、怖かったのです。

    また、私はいわゆる「何でもある程度平均的にできる」ような人間ではなく、そこに昔からコンプレックスがあったということも関係しています。

    いつもどこか周りと足並みが揃わない、みんなに出来ることが自分だけできていないように思う……そんな経験が積み重なった結果、私の自分自身への自信と期待はすっかりなくなっていました。

    今まで何とかしがみついて、みんなと同じように大学まで来たけれど、周りに合わせることを優先してきた結果、私にあるのは「こうしなくては」ばかりで、「こうしたい」はうまく思い浮かべられなくなっていました。

    「これでは志望業界を探すどころの話ではない」と途方に暮れ、迫る就職活動を前にして、ますます私の足は重くなっていったのでした。

    知ってしまえば怖くない!走り出したことで得られたもの

    とはいえ、臆病な私は、先の事を考えるのだけはやめられませんでした。大学院への進学など、いくつかの可能性を思い浮かべる中で、それでも打ち払えない「仕事」の影に、私はある日とうとう一度向き合わざるを得なくなります。

    よく言われるように、人が「未知のもの」を恐れるのなら、知ってしまえば恐ろしさはある程度軽減できるのでは?と考えたのです。

    一念発起した私は、ある会社の長期インターンに応募しました。そして運よくご縁を頂き、昔から好きだった執筆のお仕事をする機会に恵まれます。

    これは私にとって貴重な、「できる」自信を持てた経験となりました。はじめて自分が社会に対して差し出したい、差し出せると思える仕事に出会ったのです。

    このことを通して、私は自分自身、誰かの「知る」を支えたいと感じるようになりました。そして、その経験を就活サイトの自己PR欄に書き込んだところ、声をかけてくださったのがプラスカラーでした。

    メンバーはフリーランス!プラスカラーとの衝撃の出会い

    誘われるがまま参加したプラスカラーの説明会は、衝撃の連続でした。何と言っても、プラスカラーでは「社員」という形ではなく、各々が「フリーランス」として業務にあたっているという点が驚いたポイントの一つです。

    あまり聞いたことのない形態に、その時点で非常に強く興味を惹かれました。

    また、「自分の『したい』を『する』」という、私がいつの間にか失ってしまったものを大切にしている会社であるという点も、魅力的な部分でした。

    さらに、プラスカラーは広報に特化したWEBスクール「アドレカレッジ」を運営しているとのことで、「この会社の実施されているインターンシップであれば、私が将来のキャリアとして目指す『伝える』仕事でのスキルアップが見込めるかも」と考えたことも決め手となりました。

    実際にその見込みは正しく、こうして記事を書くことの基礎からご教示いただき、様々アドバイスを頂ける機会は本当に貴重なものだと感じています。

    自分と向き合うきっかけになったピッチ動画とエントリーシート

    説明会終了後、その日のうちにインターンシップに応募することを決めた私は、選考に必要な資料を知ってまた驚くことになります。

    必要なのはピッチ動画とエントリーシートの2つです。

    初めて作成するピッチ動画は、完璧主義の私にはめずらしく、「とにかく提出すること」を目標に、拙くても今の思いはみっちり詰めたものにしようと考えて作りました。

    説明会を聞く中で、プラスカラーの選考では決して正しさのみを求められるわけではないのだと感じたからかもしれません。

    また、エントリーシートにも「あなたにハッシュタグを10個付けて下さい」という初めて見た設問があり驚きました。

    こちらについても悩むどころか、楽しく答えました。一般的なエントリーシートのように優秀さを見せつけなければいけない、といったものではなく、私にとっては素朴な気持ちで自分に向き合える時間だったように思います。

    試行錯誤する間に時間はどんどん過ぎていきましたが、私はついに課題を提出しました。

    「これで落ちたなら仕方がない。ご縁がなかったと言うまで。」とさわやかな気分でした。 そして、今から思えば拙さの目立つ提出物ではありましたが、結果的には無事4日間のインターンに合格させていただくことができたのです。

    かつての私、あるいは今不安を持つ方に伝えたいのは、整った道のりを描くことではなく、それが自分の望む軌跡であるかが重要であるということです。

    そして、それが見つかったなら、実践できる場も探してみること。動けなくなった時こそ、走り出すことが大切な時もあります。この記事を読んでいる方も、迷ったら走りつつ考える位の気持ちで選考に臨んでいただければと思います。