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最終更新:2019/09/03
女の子の世界とネガティブな自分、その両方を変えられるのはアウローラだった
女性に内面からも、もっとキレイになってほしい。女性がより豊かに暮らせるようにサポートをしたい。そんな想いを胸に、化粧品メーカーの美容部員からキャリアアドバイザーへと転身した吉本さん。初めてのキャリア形成を目指す若年層女性の就業をサポートするアウローラで求職者を支援しながら、自身もまた大きな変化を遂げていた。自分らしい働き方とやりがいを見つけ、目標とする先輩や上司に出会った吉本さんは、自立した女性を目指しさらなる成長を目指す。
化粧品メーカーの美容部員からアウローラへ。女性をもっとキレイにしたい、その想いが導いた決断がキャリアを変えた
9年間バレエをやっていたという吉本さんは、どちらかと言うと物静かな印象だ。しかしその表情には、しっかりとした意志が宿っている。
「メイクが好きだったのもありますが、『女性をキレイにしてあげたい』という想いがずっとあって。それが美容部員になった理由です」
しかし実際に百貨店での華やかな美容部員になると、大きな違和感を抱いてしまう。お客様の多くは新規でフラッと立ち寄る方がほとんどで、リピーターはごくわずか。吉本さんは刹那的な関係で終わってしまう現状に物足りなさと切なさを募らせた。 「女性がキレイになるのは嬉しかったけれど、化粧品を買ってもらってサヨウナラ、というのがすごく寂しくて。もっと女性のライフスタイルから支援したいと思い、人材業界にシフトしました」
転職を考えたその時、吉本さんが利用したのが、初めてのキャリア形成を目指す若年層女性に向けたアウローラの就業支援サービス「RUN-WAYお仕事コンシェルジュ」。彼女自身がその利用者だったのだ。
「お仕事を紹介してもらおうと思って登録をしに来たら、たまたまその時に担当してくださったキャリアアドバイザーの方が当社はどう?と誘ってくれたんです」
元気でパワフルな笑い声が、社内のあちらこちらから聞こえる会社。それがアウローラの第一印象だった。そして吉本さんは求職者としての面談ではなく、応募者としての面接を受けた。
「女の子の世界を変えるという理念の根本には『女性にもっとキレイになってほしい』『もっと豊かに生活してほしい』というのがあって。そこにすごく共感できたんです」
最終的に入社の決め手となったのは、胸の中にあった「自分も変わりたい」という想いだった。
みんなが輝くパワフルな環境、私もそうなりたいと望み自分を変えた
「もともとネガティブで、ちょっとしたことですぐ自分を責めたり諦めたりする性格でした。でもアウローラの力強い雰囲気に触れ『私も変わりたい』と思ったんです」
そう心に決めた吉本さんは求職者のサポートをするキャリアアドバイザーとなった。そして試用期間が終わりを迎える3ヶ月目には、自身でも変化を実感している。
「ネガティブな発言をしないようになりました。『できないかも』と言わなくなったし、日に日に考え方が変わっていくのを感じています」
アウローラの社員たちはネガティブな考え方でも否定はしない。それを受け入れた上で「じゃぁこうした方がもっと良いんじゃない」とアドバイスをくれるのだという。 自分を受け入れ、押し上げてくれる環境の中で、精一杯仕事をすることで、少しずつ自信がついてきた吉本さんは、自分の意見も発言できるようになっていく。
「今までは『意見を言ったらどう思われるかな』『こんなこと言って良いのかな』と考えて結局言わないで終わることが多かったんです。自分を出せなかったし、勝手に自己完結していた。でもここではみんな伝えるべきことは伝える文化があるので、自分も意見を言えるようになりました」
周囲からの良い影響を受けながら、吉本さんはお仕事コンシェルジュという仕事にもやりがいを見出していく。
母のように叱ることも。本心に寄り添い、女性の仕事と人生をサポートする苦悩と喜び
「RUN-WAYお仕事コンシェルジュ」のキャリアアドバイザーは、一般的な人材紹介や大手エージェントサービスと違い、求職者の書類の添削を初め手厚いサポートを行っている。
「履歴書や職務経歴書の自己PRはすごく大切です。その方自身のスキルや考え方を正しく伝えられるよう、一言一句目を通して、こういう表現の方が的確なのではないか、こういう言い回しの方がより伝わりやすいのではないか、と求職者の方と丁寧に擦り合わせています」
吉本さんは一切妥協をせず求職者に向き合い、ぶつかっていく。
「鬱陶しいかもしれないけど、私は求職者の方に『相談して良かった』と思ってもらいたいからこそ、お母さんみたいに厳しいことを言う時もあります。求職者の方には納得して仕事に就いてもらいたいから、正社員として働くことの責任や重要性も伝えます。でも若い求職者の方には、理解してもらえない場合も多々あり、難しさを感じることもあります」
人手不足が叫ばれる中、未経験のピュアな人材を求める企業も多い。とはいえ、誰でも良いわけではないのが企業の本音。だからこそ、その求職者の持つ魅力的な人柄やポテンシャルのアピールを的確に行うことが重要となる。
「求職者の方に感謝された時にはすごくやりがいを感じます。その方が希望されていた企業から内定をもらった時も、もちろんそうですが、それだけでなく、転職活動を通して『これをやりたいと気付けた』とか、逆に『やっぱり今の会社が好きだと気付けた』とか言ってくださると、サポートした甲斐があったなと思います」
親身になるからこそ、求職者がなかなか内定に結びつかなかったり、面接がうまくいかなかったりすると、自分も心が折れそうになることもある。
「そんな時でも上司に話すと真剣に聞いてくれて、これからどうすべきか、と進み方を一緒に考えてくれます。最初はうまくいかないと落ち込んだまま1日が終わっていたけど、最近は自分で反省点を洗い出して切り替えられるようになりました」 仕事のやりがいや難しさ、そして自身の成長を感じる日々。次第に目の前に横たわる大きな課題と将来の展望が、その姿を現してきた。
今の時代だからこそさまざまな女性の生き方を応援したい。そしていつかはメイクに関わる新規事業を!
「たとえば20代前半でシングルマザーの求職者などは、支援したくてもなかなかマッチする求人がなく難しいのが現状です。でも今の時代、女性の働き方や価値観はどんどん広がっています。だからどんな方でも支援できるようになりたいと思っています」
そんな大きな問題意識を持った吉本さん。美容部員という自身の経験も生かし、いずれは社内研修や新規事業でメイクを絡めたことが提案できないか考えていると言う。
興味のある部署を3ヶ月体験できる「チャレンジ制度」や、行ったことのない国への旅費が補助される「エトランジェ制度」なども、ここで働く魅力だ。どんどん活用し、自分自身の知見を広げステップアップしていきたいと考えている。
「メンターの部長や自慢の上司など、尊敬できる女性がアウローラにはたくさんいます。私も自立した強い女性になりたいので、いろんな先輩の良い部分をどんどん取り入れて、自分をもっと変えていきいたと思っています」
吉本さんは、たった3ヶ月で見違えるように変化し成長していった。その吸収力と純朴さはさることながら、アウローラにはそれだけの影響を与えられる上司や仲間、企業風土が揃っているということだ。 理念に向かい邁進する企業は、人を、そして世の中を変える力を持っているものなのかもしれない。