これから社会人になるキミたちへ

  • 最終更新:2020/09/30

    2019年4月から施行された働き方改革、そして新型コロナウイルスがきっかけとなり、働き方をオフラインからオンラインへ変えた企業が多くなりました。一方、学生の就業体験の場になるインターンもオンラインが人気となるのでしょうか?

    今の働き方・考え方と今後のインターンの関係

    現在、オンラインに働き方をシフトさせている企業が増え、徐々に定着しはじめています。この状況下でオンラインインターンに参加する、学生のメリットはどこにあるのでしょうか? ーまずは、お金と時間のコストが抑えられるということが第一。オフラインインターンで発生する会場までの交通費や移動時間は、オンラインでは発生しません。また、日頃社員がオンラインで仕事をしてるのであれば、インターンもオンラインの方が親和性が高いことも考えられます。さらに、遠方のエリアの学生も参加しやすくなり、アイスブレイクなどちょっとした時間でより広がりのあるつながりが生まれます。これにより、就活生はより幅広い視野を得られ、企業側はオフライン時では接点が少ない他エリアの学生を取り込めます。

    オンラインインターン参加者からの生の声

    今回、実際にオンラインインターンに参加した、北海道教育大学4年の兼平瞳さんにリアルな感想を伺いました。まずはじめに、オンラインで良かったこととして、「現地に赴かなくても良い」ということを挙げてくれました。これまで会社説明会やインターンの多くは、企業が集まる東京で開催されていました。北海道在住の兼平さんが参加するためには、1回あたり4万近くの旅費がかかり、就職活動の大きな妨げになっていたそうです。そのため、新型コロナ以前に就活をしていた先輩の中には、親に借金をして参加していた人もいたとか。オンラインであれば物理的移動や多額の出費はないため、遠方の企業とつながることができますよね。 その一方で、「会話にタイムラグができる」ことをデメリットとして挙げていました。オンラインでは、コミュニケーションを取りたい相手が今どういう状況にあるのか見えません。メッセージを送った段階でリアルタイムで返信がくるとは限らないため、思うように作業が進まないことも考えられます。

    オンラインインターンで得られるもの

    オフラインでのインターンとの違いに関して、兼平さんは「さまざまなデバイスを使用する点」を挙げました。今後、ビジネスでもオンラインでのやり取りが主流になるのは間違いありません。ビジネスチャットやオンライン会議システムに今のうちに慣れておくことは、社会人になってからいち早く活躍できる要因の一つになるかもしれません。 そして、オンラインでのインターンで身についた力を社会で活かせそうかも聞いてみました。「オンラインでのビジネス体験は、業務内容を指示された上でどう動くかは自分次第。自分でタイムスケジュールを組む力と仕事がはかどる環境を自分で整える力が身につきました。これらの力は、今後のリモートワークに活かせそうです」。兼平さんが身についたというスキルは、これからの社会人がオンライン・オフライン関係なく持っておきたい力。オンラインインターンでも、そんなスキルを得られる機会があるようです。

    オフラインインターンの行方

    ここまで、オンラインインターンの現状について話してきましたが、新型コロナ前の主流であったオフラインでのインターンは今後も使われるのでしょうか? インターンを行う時の情勢や状況によって、オンラインと使い分ける可能性が高まることが予想されます。特に、学生にとってはじめての企業との接点の場となるインターンは、「会社の雰囲気」がつかめる場所。新型コロナが猛威をふるっている現在も、学生はオフライン開催を望んでいるようです。企業側からしても、社員含め企業の雰囲気を全て伝えられるわけではありません。新型コロナが落ち着けば、オフラインに戻る可能性もありそうです。

    これからのインターンの形式

    しばらく先が見えない状況が続いていく中、少なくとも当面はオンラインでのインターン対策が欠かせないでしょう。オンラインメインのインターンや就活が不安な場合は、事前にビジネスツールの使い方を習得したりオンラインでビジネス体験ができるサービスを利用することをおすすめします。また、企業・学生それぞれの「雰囲気」が伝わりにくい問題があります。そのため企業も試行錯誤を重ね、今後はお互いの雰囲気が伝わるようなイベントが増えるのではないでしょうか。


    ●情勢や状況によって、オンラインとオフラインを使い分ける可能性が高い
    ●新型コロナが落ち着けば、オフラインに戻る可能性も
    ●オフラインでは難しかったつながりができる
    ●オンラインで仕事ができるよう、オンラインツールのスキルを習得しておく
    ●マナーや熱意が伝わりにくいため工夫する必要がある