• 最終更新:2020/11/27

    就活をする上で必須となる自己分析。学校や就活本・ナビサイトでひたすら「やりなさい」と言われるだけで、なぜ必要なのか・どうやっていくのがベストなのか分かっていない方は多くいるのではないでしょうか? ここでは、なぜそこまでして自己分析を行うのか、その必要性とやり方をご紹介します。

    そもそも自己分析とは?やるといい理由とは?

    そもそも自己分析とは、「自分に対する理解を深める」こと。自分の特徴や長所・短所、価値観を把握・分析することで就活での『強み』を見いだすために行ないます。それにより自分についての情報が整理され、エントリーシートや面接で具体的な発言ができるようになったり、自分自身の将来やりたいことの把握や目標立てにもつながるのです。また、「本当の自分」を知ることで納得いく企業探しができ、入社後のミスマッチを減らすこともできます。

    一般的な自己分析のやり方

    分析の工程は大きく分けて3つあります。まずは、自分史の作成からはじまります。仕事選び・今後の社会人としてのあり方に大きく関わる自分の価値観は、大学や高校時代といった最近だけでなく、幼少期にある可能性もあります。そのため、内容の大小は気にせず思い出せるだけ思い出してみましょう。
    次は、自分史で挙げた内容の深掘り。自分史からモチベーショングラフを作成し、「なぜこの時は頑張ったのか」「なぜ落ち込んだのか」と深掘りをしていくと、自分の長所短所が可視化され自分がどんな人物でどんな価値観を持っているか見えてきます。
    最後に、内容の整理。数々のエピソードの深掘りから共通点探しをすることで、本当の自分の理解へとつながります。また、共通点の中から具体的エピソードを抽出し整理することで、エントリーシートや面接で自分の価値観を具体化させることができます。
    以上が一般的な方法ですが、実は他の自己分析はできるのです。

    社会人との会話やビジネス体験を通じた自己分析

    一般的なやり方として、就活本や学校からもらうワークシートを使って黙々と取り組むことが多い自己分析。一方、就活をしている中で出会うさまざまな社会人とのちょっとした会話やインターンシップでのビジネス経験などからも、自己理解を深めることは可能です。例えば、就職エージェントやOGOB・現役の人事担当者との面談や会話では、学生が予想だにしない角度からの質問が飛んできます。そのような質問に答えているうちに、自分の考え方・価値観に深みが出てより自分がどんな人物なのか明確に。また、インターンシップの参加では、インターンシップ中に人事がフィードバックを通して自分の強み弱みを教えてくれることもあります。さまざまな実務を経験できるインターンシップでは、実体験を通じて自分の得て・不得手を知ることもできるでしょう。

    自分を理解し、納得できる進路決定のための自己分析を

    自己分析は、「やるorやらないか」「質」によってこれからの自分の選択肢・活躍の幅が決まってきます。21卒で就職活動をしていた私・misaも、自己分析をしたことよってイマイチ見えてこなかった本来の自分を理解し、方向性を定めることができました。また、他者から自分の見え方である「他己分析」も組み合わせることで、さらに客観性を持たせることができます。自身の進路を納得したものにしたい方は、ぜひやってみてはいかがでしょうか?

    ●自己分析は自分自身を理解するためのもの
    過去の自分を振り返ることで自分の価値観が見えてくる
    社会人と話したりインターンに参加することでも自己理解できる
    他己分析もやって組み合わせることで信憑性があるものになる