私がインターンで得たモノ

【私がインターンで得たもの】何もわかっていなかった。自分の適性を知る8日間

  • 最終更新:2020/07/22

    はじめまして。拓殖大学商学部経営学科4年の辻交起です。今さらインターンと聞くと少し遅すぎるんじゃない? と思われる方もいると思います。私はもともと、3月に内定先が決まっていました。しかし選考中の企業がもう1社あり、2社から内定をもらってから就職先を決めようと思っていました。しかしコロナウイルスの影響で選考中の企業が採用を中断してしまい、内定先から承諾待ちをされている状況でした。そこで妥協して内定先に行くよりは、もう1つの企業を待ってから決めようと思い内定を辞退しました。その後、その会社が採用を停止したため、内定先がゼロに。就活を再スタートさせることになったのです。

    【私がインターンをする理由】はじめの一歩を踏み出す勇気

    ~はじまった8日間のインターン~

    初日と最終日はNOZOKIMIに載せる記事の執筆をし、3日目〜7日目は新規事業(アドレカレッジ )に10名集客することを目標に広報担当としての活動に移りました。具体的には作業初日に集客プランを作成し、フィードバックをもらって実行に移しました。私が考えたプランの内容はSNSでの発信がメインでした。その時の私にできることは、これくらいしかなく、自分の経験が少なすぎることを改めて感じる瞬間でした。

    それでも自分にできることをやるしかありません。そんな中でもやりがいを感じる瞬間は多々ありました。一番は自分の投稿に共感や興味を持ってもらえて、反応や返信をもらえた時です。次に、回を重ねる度に投稿内容をチェックしてもらう際の修正箇所が減っていったことです。はじめは修正数が尋常ではなく多く自分でも驚きました。それがインターン最終日までには、ほとんどなくなるまでに成長できました。最後はポスターを作る際に他のインターン生から意見をもらい、完成したポスターが見違えるほど変わったことです。周りの意見を吸収していくと、自分1人で作るのとは比べ物にならないくらいクオリティが上がることにやりがいを感じました。

    ~成長する道中で拾ったもの~

    プラスカラーでのインターンで得られたことが3つありました。1つ目は、自分は何が得意で何が苦手なのかを、体験することで頭で理解できたことです。今までは自己分析だけで得意不得意を判断していましたが、実際に作業を通して肌で感じることができました。2つ目は、自分が思っている以上に上手くいかないことの方が社会では多いということです。自信があったプランが次々に上手くいかなかったことで、知ることができました。3つ目は、自分1人では、何もできないということです。SNSに投稿を1つするにしても、一度添削してもらうと改善点が見つかるので、1人だけでは成功はありえません。 インターンシップでは作業の中からだけではなく、代表やスタッフの方からの助言でも学ぶことが沢山ありました。その1つが、プランを複数作成しておくと、上手くいかなかった時に慌てず落ち着いて次のプランを進めて実行に移せるということです。自分なりのプランを作成して添削に出した時に、代表が「プランは複数考えておくと1つ目がダメでも、2つ目で上手くいくかも知れないよ」と教えてくださり、それが作業以外で1番印象に残った学びでした。

    ~【ヒト・モノ・カネ】の重要性~

    私がインターシップ中に痛感したことは、何をするにも時間とお金がかかってくるものということです。広告を作るにしてもお金が必要だし、出した広告が浸透するまでにはそれなりに時間が必要だと思いました。逆にお金を使えばすぐに見てもらえる広告を作ることもできます。また、人を雇って作業効率を上げることもお金で解決できることです。さらにお金があれば時間を買うこともできるというのが、インターン後に感じたことです。 これまでは、SNSさえあれば広告にお金をかけずに拡散できるだろうと思っていました。しかし、フォロワー数が少ないと誰かに見てもらうこともできません。フォロワーを増やそうとしても次は時間がかかります。だから企業はお金をかけて見てもらえるような環境を買い、同時に時間を買ってるのだと考えました。 これとは逆に、インターンを通しても以前と変わらなかった考えもあります。それは、まず自分がアクションをかけないと何も進まない、というところです。何もしなくても次の作業が回されてくる環境でもなく、自分で何かを考えて行動に移さないと成長しないという点は、以前と何も変わりませんでした。なぜ変わらなかったのか、それは自分でそういう環境を選んだのが大きいと思います。自分が選ぶ環境で変わらない考え、変わる考えがある。そういうものだと私は思います。

    ~8日間で適性を知る~

    プラスカラーからスカウトメッセージをもらった時は、正直疑問しか湧きませんでした。「女性が変われば、社会が変わる」のスローガンだけ見ると、なぜ男性の私にスカウトメッセージが届くのか、男性の学生ならみんな疑問に思うはずです。しかし事業内容やインターンの目的に共感する点が多く、すぐに返事を送りました。実際にインターンに参加して、社会に出たらなるであろう立ち位置・立場を知ることができ、自分に何ができて何ができないのかを再確認できました。それを学生のうちにお金をかけずに知ることができたのは、いい経験でした。

    インターンシップでは、自分に合う・合わないがわかるため入社してからのミスマッチがなくなります。次に、社会人としての自分の立ち位置がわかります。足りないものがあるからその立場に置かれているのであれば、それを身につければ成長・ステップアップできるとわかるのです。そしてヒト・モノ・カネの重要性も理解できます。ヒトがいないとモノが売れず、発信もできない。モノがないとカネが生まれない。カネがないとヒトは雇えないし、モノも作れません。この3つが、私が思うインターンシップの重要性です。

    「短所がわかれば、それは伸びしろ」だと私は考えています。短所を直視するのが怖いのであれば、なおさらインターンに参加するべきです。短所は怖いままにしておかず長所に変えることもできるはずですし、その環境がプラスカラーには備わっています。少なくとも私は、インターン初日よりも成長できたと思っています。本気で変わりたいと思っている方、成長したいと思っている方、参加しない理由はありません! 思い立ったが吉日、その日以降は全て凶日です。