芳賀夏輝_私がインターンで得たモノ

私がインターンで得たモノ

【私がインターンで得たモノ】学生のうちに”仕事の現実”を知っておくべき理由

  • 最終更新:2021/10/20

    こんにちは。産業能率大学経営学部の芳賀夏輝(はがなつき)です。 現在大学2年生の私は、24年新卒として就職活動をしており、出版またはマーケティング・リサーチ業界への就職を希望しています。私がインターンシップに参加した理由は、”お金以外の働く理由”を見つけるため。詳しくは「私がインターンをする理由」でお話ししたので、ぜひ覗いてみてください。

    2年生でのインターンシップ参加は、正直なところ「少し早いかな」と思う部分がありました。就職活動が本格的にはじまる前に思いっきり遊べる今年の夏を犠牲にすることに、一時は折り合いがつけられなかったからです。それでも、私はインターンシップに参加してよかった。今日は私がそう思えた理由、インターンシップで得たモノについてお話しします。

    広報漬けの9日間!やりがいを感じた2つのこと

    今回のインターンシップでは、主に広報に関する業務を経験しました。2日間は「NOZOKIMI」というメディアに掲載する記事の執筆業務を、4日間は「アドレカレッジ」というWEBスクール事業の広報業務を、3日間は「pluscolor☆S」というシェアスペース事業の広報業務を行い、まさに広報漬けの9日間だったと感じています。実際に業務経験をして、特にやりがいを感じた点は2つあります。

    1つ目は、大学で専門的に学んでいるマーケティングの知識を活かせたこと。学校で得た知識を日常で活かす機会はあまり多くありませんでしたが、今回携わらせていただいた”広報”という仕事の根幹にはマーケティングがあることがわかり、その知識を活用することができました。

    2つ目は、自分の強みである文章の作成が上手くできたこと。文章を書くことは昔から得意だったのですが、”インターン生”や”広報”という立場で会社から発信する文章となると、これまでのスキルでは通用しない面もありました。上手くいかなかった際は悔しさを感じながらも、9日間ほとんど毎日取り組んだおかげで、徐々にその要領がわかるようになり、最後に考えたアプローチ文では一発OKが!自分の成長を感じることができました。

    社会人の必須スキル!実践で学んだ「報・連・相」の大切さ

    インターンシップでは毎日たくさんの学びがありましたが、特に印象に残っているのは「報・連・相」の方法です。報(ほう)・連(れん)・相(そう)とは、報告・連絡・相談のことで、ビジネスシーンでよく使われる言葉です。プラスカラーのように完全オンラインの業務では、対面で状況確認をするのが難しいからこそ、これを迅速かつ的確に行うことが求められました。はじめはただ事実を敬語で伝えるだけでしたが、「自分の考えは根拠と一緒に伝える」「あえて箇条書きにした方がわかりやすいこともある」というアドバイスをいただいてから、改善するように心がけました。その結果、Twitterの不具合で作業が止まってしまった際に上手く報告することができました。それは迅速な対応につながり、おかげですぐに業務に戻れたのです!社員のみなさんがアクシデントに慣れているということが大きいのはもちろんですが、問題の早期解決に少しは役に立ったと思っています。学んだことをすぐに実践で活かせたことに、手応えと喜びを感じることができました。これは、どこでも使えるスキルだと思うので、いただいたアドバイスは今後の生活や就職活動の中でも活かしていきたいです。

    インターンシップで変化した“働く理由”。変化しなかったのは…。

    インターンシップに参加したことで、私には変化した面としなかった面があります。まず変化したのは、私が”働く理由”です。これまでの私は、働くことにお金以外の価値を見出すことができませんでした。しかし、業務内で自分の知識を活かせた時「仕事って面白いかも」と思ったことにはじまり、やりがいを感じることが日に日に増えていきました。そこから私の仕事に対する考えは変化し、私が働く理由は、①自分の仕事により、自分自身が認められること、②自分も相手も納得する仕事ができる自分になることに変わっていきました。インターンシップに参加した目的は、お金以外の働く理由を見出すことだったため、目的が達成できたという意味で嬉しかったです。

    一方で変化しなかったのは、自分のプライドの高さでした。得意分野で上手くいかなかった時や、業務内でどうしても上手くいかなかった時はプライドが傷つくこともありました。しかし思い返してみると、そこでめげずにどうにか盛り返そうとした自分がいたのです。価値観が変化していく中でも変わらない、自分の”芯”と言える部分を改めて発見することができました。

    インターンの正直レビュー!ぶっちゃけどうなの?参加するべき?しないべき?

    正直なことを言うと、インターンシップは疲れます。知識をフル活用し、タスク管理を行った上で着実に業務を遂行し、連絡時には失礼のない表現がないかを何度も確認してからメッセージを送信しなければなりません。社会人にとっては当たり前かもしれませんが、学生にとっては簡単なことではありません。毎日大学の期末レポートを提出するくらいの疲労感があると言えば伝わるでしょうか…。それでも、私は学生のうちにインターンシップに参加するべきだと思います。組織の一員として働く上で自分に何ができるのか、何が苦手なのか、力試しをするチャンスが毎日あります。社員の方と接することで、学校やアルバイトとはまた違う、目上の方との接し方も学べます。

    そして何より、実際の業務に触れることができます。学生のうちにインターンシップに参加して”働いた”私は、”仕事の現実”を知ることができました。そのため、学生の今抱いている職場に対する理想と、社会人になってから気づく現実の差にあまりショックを受けずに済むと思います。これは、インターンシップでしかできない経験。参加して本当によかったです。

    インターンシップは中途半端な気持ちでは務まらない分、得られるものが多いです。私のように、自分の考えや価値観を変えるチャンスがあります。インターンシップに必ず必要な覚悟ができるのであれば、ぜひ参加してみてほしいです。働く理由すらわからなかった私でもやりきることができました。この記事が、インターンシップの参加を迷っているあなたの背中を押し、参加する“きっかけ”になると嬉しいです。