私がインターンで得たモノ
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最終更新:2021/10/22
みなさん、こんにちは。産業能率大学経営学部経営学科2年の染川航(そめかわわたる)と申します。24年卒として就職活動中です。私の就職活動は、プラスカラーのインターンシップからスタートしました。2年生から就職活動をはじめることにした理由は、将来に対する明確な目標がない自分が、周りと同じ時期に就職活動をはじめるのは遅いのではないか?と焦りを感じていたからです。何からはじめたらよいかわかりませんでしたが、大学でインターンシップの授業が開講されたことをきっかけに、”働く”という経験をしてみたいと考えるようになり、実際にインターンシップに参加することを決めました。この記事では、私がインターンシップを通して学んだことをお伝えしていきたいと思います。
インターンシップで感じたやりがい
私が今回携わらせていただいた業務は、「NOZOKIMIの記事執筆業務」「シェアサロン事業の広報業務」「アドレカレッジ事業の広報業務」の3つです。NOZOKIMIの記事執筆業務では、インターンシップ初日に「私がインターンをする理由」という記事を、そして9日目にこの記事を執筆。シェアサロン事業とアドレカレッジ事業の広報業務では、新規顧客を獲得するためにアプローチするべきターゲットを自ら決め、それに基づきSNSからダイレクトメッセージを送りました。
実際の業務に取り組む中で、やりがいを感じた瞬間が3回ありました。1回目は、ダイレクトメッセージの送付件数目標をはじめて達成することができた時です。49件という送信目標は決して多くないのだと思いますが、はじめて取り組む自分にとっては大変な作業でした。
2回目は、はじめてダイレクトメッセージの返信が届いた時です。返信をくれる人は少ないと聞いていた中で返信をもらったため、自分のターゲット設定が合っていたのだと嬉しくなり、同時に自信にもなりました。
3回目は、返信をくれた方とのやり取りが続いた時です。返信をくれた人の多くは1回のやり取りで終わってしまいましたが、1人だけやり取りが続きました。興味を持ってもらえたことにとてもやりがいを感じることができました。
インターンシップで学んだこと
私がインターンシップを通して学んだことは3つあります。1つ目は、仕事に臨む時は複数の視点を持つ必要があることです。シェアサロン事業とアドレカレッジ事業の広報業務では、ターゲットのリストアップがなかなか思った通りにできませんでした。私は一度、作業をストップすることに。検索方法やターゲットの再選定を行うと、滞っていた作業がスムーズに進みはじめ、状況を改善することができました。
2つ目は、自ら周囲に働きかけることの大切さです。はじめてのことばかりで戸惑ってしまい、なかなかスケジュール通りに進まない時がありました。そんな時、「そこで仕方ないと終わらせず『報連相』を意識すること」というアドバイスをいただいたおかげで、無事に次に進むことができました。
3つ目は、顧客の視点に立つことの大切さです。ダイレクトメッセージの内容を考える際は、自分が伝えたいことだけを書くのではなく「自分だったら返信をするか?興味を持つか?」という視点を持って取り組むことが重要であることを学びました。
インターンシップで変わったこと・変わらなかったこと
インターンシップを通して変わったのは、仕事をする上で大切なことは何かという考えです。私は仕事において最も大切なのは”質”だと考えていました。しかし、インターンシップ最初の数日は時間通りに進まないことが多く、結果的に仕事をしっかり終わらせることができないという事態に陥ったことをきっかけに、まずはタイムスケジュール通りに仕事を終えることが大切だと実感することに。振り返ってみると、インターンシップに参加する前の自分は「仕事の中身にさえこだわればよい」という自分本位な考え方をしていましたが、今では「仕事は自分一人で行っているものではないので、こだわりすぎないことが大切である」という考えに変わりました。
反対に変わらなかったことは、他人の意見を聞くことは大切であるということです。人には自分にはない発想と視点がある。たとえ自分の意見が否定されるような指摘だったとしても、自分では気づけないことに気づくきっかけになったりと、協力することでより良い仕事ができることを知りました。
インターンシップに参加すべき理由
最後に、インターンシップに参加した私が考えるインターンシップに参加するメリットを3つお伝えします。1つ目は、働くことの大変さを学べること。私はインターンシップを通して、アルバイトでは知ることができない社会の厳しさを知ることができました。インターンシップに参加すると、働く感覚をより持った上で就職活動に臨むことができるようになると思います。
2つ目は、実際に社会で活躍している人の考え方を直に学べること。社員のみなさんから仕事の仕方や考え方を学ぶことで、企業がどんな人材を必要としているかを理解できるからです。
3つ目は、インターンシップの経験は大学生活にも役立つこと。インターンシップで学んだスケジュール管理は、在学中の提出物準備や試験に対する段取りを組む時などにも活かせるはずです。
この3つのメリットは、どれもインターンシップに参加したからこそ学べたことです。私がインターンシップに参加した感想は「仕事は大変だけど、知らない世界に一歩踏み出す良い経験になった」という一言で表すことができるでしょう。
インターンシップは、実際に社会に出て働くことと同じです。そのため、生半可な気持ちで参加するのではなく、成長したいという思いをしっかり持って参加してほしいと思います。悩んでいる人は、覚悟を決めて参加してください。私はインターンシップのおかげで成長することができました。