私がインターンをする理由
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最終更新:2020/12/28
はじめまして! 都内某大学経営学部3年の諏訪部小夏です。私は高校時代に軽音楽部のバンドでギターを弾いていました。軽音楽部というとチャラチャラしたイメージを持つ方が多いと思いますが、私の所属していた部は体育会系。先生に厳しいご指導をいただき、時には泣きながら練習をしていましたが、その甲斐もあって全国大会で2年連続準優勝の経験があります。大学ではアカペラサークルに所属し、音楽づくしの青春を送ってきました。そんな私の就活の軸はずばり、「人の心を動かす仕事」。この記事を読んでくださっている方の中に、「就活を頑張りたい!でもなにも行動できていない…」と感じている方はいませんか? 私も数カ月前までそんな就活生の一人でした。今回は、私がインターンシップに参加するまでの経緯をお伝えしていきます。この記事を読んで少しでもインターンシップに挑戦したいと思っていただければ嬉しいです。
~進まない情報収集…原因は「視野の狭さ」~
冒頭でお伝えした通り、私は自身の音楽経験から「音楽業界の大手企業に就職したい!」という思いを強く持っていました。就職への意欲は高い方だったので、就活をはじめたのは22卒情報解禁の6月から。しかし、サマーインターンシップのエントリーはほとんど進みませんでした。というのも、私は志望企業を音楽業界の大手に絞っていたため、該当する企業が10社にも満たなかったのです。そこへコロナウイルスによるインターンシップ中止が重なり、エントリーしたい企業は1社のみになってしまいました。今思えばこの時期から他業界の業界研究やインターンシップエントリーをし、自分の適性について深く考えておけばよかったのですが、「自分は志望企業をもう決めているし、志望していないインターンシップに行く意味はない」と思い込み、他業界の情報には見向きもしませんでした。まだ周りの友人も志望業界を迷っている時期だったので、周りより就活が進んでいると高をくくっていた私は、完全に怠けていました。
~ゼミ活動を言い訳に、サマーインターンシップ参加~
大学のゼミでは「社会問題をビジネスで解決する」というミッションのもと、高次脳機能障害という障害を持つ方の社会復帰をサポートするウェブサイトを考案しています。普段は週に2、3回の活動ですが、8月~10月は出場するビジネスコンテストが立て込んでいたため、毎日ミーティングや作業をしていました。資料提出日直前にはメンバーと徹夜で資料作成に追われていたこともあります。アルバイトも辞め、生活のほぼすべての時間をゼミ活動に充てていました。その結果、就活への意欲や優先度はダダ下がり。自己分析も業界研究もSPI対策も全くせず、インターンに応募したのは志望企業1社だけ。分析をしていないので、当然その1社の選考には通りませんでした。世間の22卒生はさまざまなサマーインターンに参加して就活に本腰を入れはじめる時期でしたが、「私の志望する企業はインターンをやっていないし」「今はゼミが忙しい」。自分にそんな言い訳をして、就活からは完全にフェードアウトしていったのです。
~インターンシップ参加を決意。きっかけは友人と先輩の言葉~
ビジネスコンテストラッシュが過ぎ、ゼミ活動も落ち着きだした11月初旬。久しぶりに会った友人達と話していると、同学年ということもあり就活の話になりました。すると一人の友人がこう言ったのです。「俺、あさって役員面接なんだよね。」…正直訳が分かりませんでした。聞くと、彼は夏から30社以上のインターンシップに応募、選考を通過した企業のインターンシップでの取り組みを認められて早期本選考に挑戦、あと一歩で内定というところまで漕ぎついていたのです。比べて私はインターンシップのエントリーすらほとんどしていない状態。「人より遅れている」と急に実感して焦りはじめ、ゼミの先輩に状況を伝えて相談しました。そこで、「自分が好きなことや興味のあることに関わる企業には積極的にインターンに行ったほうがいい。体験することで自分に合う・合わないが明確にわかるようになるし、業界研究のきっかけにもなる」など、さまざまなアドバイスをいただきました。そして音楽業界から「人の心を動かす仕事」に視野を広げ、インターンシップへ応募することを決意したのです。
~インターンシップへ応募、結果は…~
まず、情報を収集するために就活系サイトに片っ端から登録。興味のある企業を探し、エントリーシートの提出締切や開催日をまとめました。エントリーシートを書く時は、読み手に伝わりやすく書くために、大学の先生や先輩に添削していただきました。添削を通して自己PRや学生時代に力を入れたことなどを深掘りするうちに、自然と自己分析が進んでいったので、添削はお願いしてよかったと思っています。エントリーシートを書き続け、提出した企業は1か月半で20社近くに。正直なところ、結果としてはいわゆる「お祈りメール」が何通も届いていました。そんな中、登録した就活サイトからインターンシップの案内をいただいたのがプラスカラーです。説明会に参加し、8日間と比較的多い日数で業務体験ができることに興味を持ち、エントリーしました。エントリーシートは添削してもらい納得いく状態で提出。数日後に届いた選考結果は「合格」でした。はじめて見る「ぜひ次のステップに進んでいただきたい」の文字に、頑張ってよかったという思いでいっぱいになりました。インターンシップでは実際の業務経験を通して自分が本当にやりたい仕事を見つけたいと思っています。
選択肢が多く不安な就活ですが、インターンシップはそんな就活を進める大きな一歩です。参加して「自分には合わない」と感じたとしても、それ自体が業界・企業選びに活きる材料になります。選考ナシや1dayなど、気軽に参加できるインターンシップもたくさんあるので、ぜひチャレンジしてみてください。今就活を頑張っている皆さん、これから就活を頑張ろうとしている皆さんと一緒に、私も将来に向けて頑張ります!