私がインターンをする理由
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最終更新:2019/09/27
こんにちは、プラスカラーインターン生の清水夏波です。最近“就活”なるものを始めました。
早速ですが、そもそも就活を始めるってどういうことなのでしょう。何を始めるのがスタート地点?就活サイトに登録すること?インターンに行くこと?
「3年になったらインターン!」が主流になりつつある今ですが、みんなで一斉スタートではなく、自分のことを考え始めるのはもっと前からでもよかったのかもしれないですよね。もしかしたら、気づかぬうちに考え始めていた、という人もいるのかもしれません。とはいえ、明らかに始まってしまった就活で考えることはいっぱい。どう進んでいったらいいのかもわかりません。誰か私を導いて…という感じです。
就活を始めると、人事の方とお話をしたり、様々な就活記事を読んだり、友達と何気なく会社の話になったりします。これまでにないコンテンツがどんどん私の頭に飛び込んできて、その分だけ疑問や違和感もどんどん湧いてきます。つまり、頭の中がモヤモヤでいっぱいです。
この記事では、私の中に湧いてきたモヤモヤとともに大学3年生の今、どんなことをすればいいのかを読者の皆さまと一緒に考えていけたらと思います。もしかすると、共感してもらえる部分もあるかもしれません。~モヤモヤ①「就活セミナー」に対して~
3年生になると、大学に就職支援の方がいらっしゃって就活の始め方などを教えてくださいます。みんなある程度の危機感があるから、大学の講義と同じ要領で席を取って参加します。私も一度だけ参加したことがありますが、なんだかモヤモヤが湧き出てくる始末。
「これから就活を始めるみなさんはこうやって進めていくのですよー」という順序立てた説明に対して当たり前のようにメモを取り、当たり前のようにうなずいている光景に違和感を覚えてしまったのです。
「ロボット製造機みたい。全員同じことを聞いて、全員同じことを始めたら、みんな同じ人間になりそう。」
そう感じてしまいました。
それからは、「就活セミナー」なるものを避けるようになりました。そこで語られるものの多くは大手思考前提で、気づかないうちにある囲いの中に縛られてしまって、いろんなことが見えなくなっているのではないか。もしかしたらその囲いの外に、本当に自分に合う場所があるかもしれないのに。こんな不安がモヤモヤ湧くからです。
セミナーで感じる、ある雰囲気にもモヤモヤがあります。「入れていただく」前提の雰囲気。
評価されるエントリーシートの書き方、清楚に見えるスーツの着こなし方、面接で好印象な話し方、ディスカッションの組立て方。
もっと別に、「私のやり方」といえるものがあるのではないか。まだまだ未知の就活に対し、こう考え始める私がいました。~モヤモヤ②「なりたい自分」って何? ~
では、どう働きたいの?
何したいの?
どんな人になりたいのですか?
いざ聞かれると、それはそれで何も答えられなくなってしまうのが現実。最近は多様性が認められつつあって、それぞれのなりたい理想像もしっかり見てくれる会社も出てきているようです。さらに「自分らしく」を大事にしたいと考える知り合いも周りに増えているように感じます。
でも、その自分らしい「なりたい自分」を詳しく言葉にするのが難しい。私はその理由に、言葉にしてしまうとこの先の将来をその一言に収めて宣言してしまうようで怖いから。具体的にして伝えなければいけないと身構えるから。という2つがあると考えています。
ですがもし、何個にも分けてつらつらと理想を語ってもいいのなら、「なりたい自分」なんて意外と簡単に出てくるのではないでしょうか。
私の場合、映画で見た原田知世さんのような女性が今のところの「なりたい自分」です。一見ふんわりしていて優しい印象を受けるキャラクターですが、その裏には他の人にはない究極的な自信を持っている人。私もこんな風になりたいと漠然と思っています。まだ抽象的でふんわりしていますが、まずは言葉にして誰かに話してみることは、就活を始めたばかりの今の私に多くの気づきを与えてくれます。話してみると、意外と誰かが私をより深く掘り下げてくれるものなのです。~モヤモヤ③「なりたい自分」とか、そもそも目指して大丈夫?~
「仕事とやりたいことは別」という話をよく耳にします。林修先生も、本当は塾講師になりたかったわけではなく、本を書く人になりたかった、と言っていました。最近話した人事の方には、「やりたいこと」は偶然の出来事の中で生まれることで、それにつられて職選びをすると危険だよ、とも忠告を受けました。やはり、まだ社会を知らない私たち学生は理想が理想的過ぎるのでしょうか。就活をする上での考え方として、「やりたいこと」は私たちに自分の働く方向性を与えてはくれないのでしょうか。
それに対し、前の章にも書いたように「やりたいこと」を応援してくれる会社も存在しますし、理解してくれる人も一定数います。本でもそれを認めてくれるものが存在したりします。
私の周りの大人にも「やりたいこと」肯定派と反対派が存在していて、結局どうしていいかわからずまたモヤモヤに陥ります。
ひとまず落ち着いて考えてみると、まだ学生をしている私たちが、働くという意味での社会を知らず、働くという意味での社会の常識に追い付けていないというのは明らかな事実。そこにギャップがありすぎて、私の「やりたいこと」が中身のない理想の塊なのか、働く、に結び付けられる指針になるのかもわからない。
自分にとっての正解がわからない。こんな状態に陥ってしまった私がとる行動が次の最終章に続きます。~このモヤモヤ、どう処理していこう~
私の描く抽象的な理想と「働く」の間にあるギャップ、そこにある未知、これらが生み出すモヤモヤはいったいどう処理すればいいだろう。
圧倒的感情派の私を一旦落ち着けて冷静になってみた時、理想を持てている今のタイミングで「働く」に少し出会ってみることが最善策なのではないか、という結論に至りました。それが、私のインターンをする理由。
私がインターンで意識するのは、会社という場所に、一緒に働く人に、そして用意していただいた「働く」に、私はどう感じるのかを知ることです。確かに、感じる、というのはその時の私を取り巻く環境や体調にも左右されやすく、曖昧なものかもしれません。ですが、その偶然をも大事にしたいなと思うのです。なぜなら、働くということは学生を卒業してからの人生の大半を占めるからです。誰かとけんかしてもちょっと頭が痛くても、「働く」はずっと続いていくからです。だから、偶然感じることも私の「働く」に大きく関係しているのだと私は考えます。
インターンで働き方や働く人を観察する中で、なんとなく「こんな風に働きたい」「この人かっこいい」と感じることがあります。これは、自然に私が「働く」の中に理想を見始めているということかもしれません。
それでも相変わらず、モヤモヤ。
ただ、モヤモヤに対する考え方には変化がありまして。モヤモヤは、ちゃんと前を向いている証拠で、自分の将来のために一度立ち止まってあげられている証拠。この気持ちがあるから私は自分の将来により探求的になれるのだと思います。今あるモヤモヤ、これからできるモヤモヤに向き合うための一手段として、インターンをしてみませんか?大学3年生、行動するにはぴったりの時期ではないでしょうか。