20211116_藤原彩有_私のガクチカ

私のガクチカ

【私のガクチカ】ものづくりの三種の神器。学生広報チームの活動を通して得たもの

  • 最終更新:2021/11/26

    はじめまして。神戸学院大学心理学部の藤原彩有と申します。現在は23年卒として就職活動の準備を進める傍ら、大学での活動や趣味を楽しんでいます。

    私は好奇心が旺盛で、やってみたいと思ったことは挑戦せずにはいられない性格です。特に何かを作ることが好きで、高校の部活では部員のイラストや小説を書き、それを冊子にまとめてグッズ化したものを文化祭で販売するという経験をしたこともあります。時には中途半端になってしまうこともありましたが、作ってみたい気持ちさえあれば何事にも取り組んできました。そんな私が今一番面白いと感じているのは、学生広報チームの活動です。この記事では、その活動の経験を通して得たものを知ってもらえたら幸いです。

    学生広報チームとの出会い。試してみる気持ちを持つことの大切さ

    私と学生広報チームとの出会いは、昨年の夏にメンバー募集のメールが大学から送られてきたことがきっかけです。広報誌などを発行している人たちだと知り興味を持ちました。やってみたいと思ったことには挑戦してきた私ですが、あることが理由でこの時はそっとメールを閉じてしまいました。数週間後、私は学部長懇談会に参加していました。驚いたことに、その会を企画したのはその学生広報チームだったのです。せっかく良いチームで活動しているのに…。まだメンバーを募っていることがわかり、もったいないという思いがこみ上げてきました。

    私がチームの一員になることを見送っていたのは、昔から文章を書くのが苦手だったからです。大学生になって日々レポート課題に取り組むうちに少しは慣れてきましたが、執筆に困ることが多々ありました。引っかかっていたのは、記事を書く仕事への不安でした。それなのに、彼らの活動を目の当たりにすると、不安よりも”もったいない”という気持ちが上回ったのです。懇談会が終わると、選考に応募している自分がいました。その後、無事にチームに迎え入れてもらうことができ、活動の第一歩を踏み出すことになりました。

    コラム執筆の壁。軸を持って進めることの大切さ

    学生広報チームに入ってはじめてチャレンジしたのはコラム執筆でした。意気揚々と書きはじめましたが、800字という指定の文字数内に書きたいことが収まらず執筆は難航。チームに入る前に感じていた不安が押し寄せ、さっそく目の前に壁が立ちはだかります。この時私を救ってくれたのは、教員の「自分が伝えたいことは何かを考える」というアドバイスでした。この助言を頼りに、コラムの中で一番伝えたいことを意識。それを軸として修正を繰り返し、やっとの思いで完成したコラムは学部のオリジナルサイトに掲載されました。

    「しっかりとまとまった文章が書けつつも、あなたらしさが表れている」。教員からもらったこのコメントは、文章を作成する際の励みとなっています。コラム執筆を通して、しっかりと軸を持って物事を進めることの重要性に気がつきました。こうした気づきを得ながら、文章を書くことに対する苦手意識や不安と全力で向き合ったことで、自信が持てるようになりました。

    企画をまとめる壁。現状とニーズを把握することの大切さ

    活動に慣れてきた今年の6月末、ついに来年3月に発行する広報誌の計画がはじまりました。私の担当は、内容を自由に決めることができる特集に決定。メンバーと一緒に企画をしはじめた時、新たな壁にぶつかることとなります。

    私たちは、かねてからやってみたいと考えていた学生同士の対談記事で特集を組もうと盛り上がっていました。ところが、やりたい気持ちばかりが先行し、対談の具体的な内容やその実施方法についてまとめることができないまま、計画を発表するプレゼンの当日を迎えてしまったのです。このままではいけないと思った私たちは、まずは情報収集をすることにしました。両親と学生を対象に取材を行ったところ、両親は大学で行われている実習についてあまりよく知らず、学生は新型コロナウイルスの影響で実習ができなかったためにその授業が本来どのように行われているのかを知らないという事実が浮き彫りに。そこから、大学の実習授業に焦点を当てた記事を書くことに決めました。現在の周囲の状況を調べ、人々が求めていることを理解することで、私たちは企画がまとまらないという壁を乗り越えました。

    一つのものを創り出す上で助けになる大きな力とは

    現状と周りの人のニーズを把握して、特集の軸を定めると、記事を作る作業が捗りました。教員への取材、実習の体験、記事の執筆まで順調に進み一段落。この記事を書いている今はもう、広報誌全体の制作も大詰めを迎えており、紙面をどのようなデザインにするかなどのアイデアが形になってきていて、完成するのを楽しみにしながら毎日を過ごしています。

    これまで私が何かを作る時は、いつも自分の気持ちや考えを最優先にしていました。今回はそれが良くない面として表れてしまいましたが、そのおかげで現状とニーズを把握することの大切さを認識することができました。もちろん、興味を持った自分の気持ちも尊重することに変わりはありませんが、現状とニーズを把握することは軸を決めるために必要で、その決めた軸を貫くことは何か一つのものを創り出す上で大きな力になる。広報誌の制作を通して、それを実感しました。

    はじめは文章を書くことに不安があった学生広報チームの活動ですが、その不安を乗り越えて、何かを作るという過程において重要なことを学びました。今は広報誌の制作を最後までやり遂げることが目標です。そしてこれからは、「試してみる気持ちを持つこと・軸を持って進めること・現状とニーズを把握すること」という自分だけの三種の神器と共に、多くのことに挑戦していきたいと思います。